今回は高血圧の方に処方される薬を紹介します!!
この血圧を下げる薬としてよく使われている優秀な薬の1つが
「ミカルディス錠(テルミサルタン)」
高血圧と診断された方はこの薬を飲んでいる人多いですねー
さて、恒例の2015年度医療用医薬品国内売上高ランキングでは、
なんと!4位に入っています!!(配合剤も含みます)
すごいですねー
優秀な血圧薬
そんな薬の危険な副作用を知ってもらいたい!いや、知っておくべきです!!
血圧の薬もそうですが、
「1度飲み始めたら止められない」と聞いたことはありませんか?
生活環境にもよりますが、長い期間飲み続けることが多いのが現状ですね。
やはり普段の食事と健康食品やサプリメントに勝るものはない気がします!
優秀な薬ではありますが、この薬にも危険な副作用があるのです!
薬を飲んでいる方は必見です!!
この3つの副作用が怖い!!
重大な副作用はもっと多くありますが、その中でも危険な副作用を取り上げます!
副作用のレベルとしてはMAXと言ったところでしょうか!
もっと詳しく知りたい方のために、頻度別に分けた副作用を最後にまとめておきますね!
危険な副作用
①血管浮腫(けっかんふしゅ) 頻度0.1%未満
名前から「血管がむくむの?」と思いますよね!
でも実は、急に皮膚が腫れることを言います!
「じゃあ、どこの皮膚が腫れるの?」と思った方はするどいですね!
正解は・・・
皮膚のどこにでも現れます!!
かなりこわい、、、
多くの場合は、まぶた、くちびる、頬に多くみられます。
皮膚以外にも、口の中、舌、のど、消化管なども腫れることがあり、
特にのどが腫れると、息がしづらくなり、窒息するおそれがあるので危険です!!
症状としては、くちびる・まぶた・舌・口の中・顔・首が大きく腫れる、のどの詰まり、息苦しさ、話しづらさ等が現れます
※息苦しい場合は、直ちに救急車を呼んでください!!
②横紋筋融解症(おうもんきんゆうかいしょう) 頻度不明
何かすごい怖い名前ですよね。
その名前の通り、筋肉が壊れて、溶けてしまうのです!!
症状としては、運動もしてないのに手足の筋肉が痛む、手足がしびれる、
手足に力がはいらない、全身がだるい、尿の色が赤色になる等があります!
その場合には中止し、適切な処置を行うこととされています。
これ、筋肉が壊れるだけでなく最悪の場合、他の臓器にダメージを与えて、生命を脅かしたり、重い障害を残すこともあるのです!
怖い副作用です!
違和感があればすぐに受診して、血液検査をしましょう!
③腎機能障害(じんきのうしょうがい) 頻度0.5%未満
簡単に言うと、腎臓の機能が低下することをいいます。
この薬には腎機能を保護する作用もありますが、その全く裏返しの副作用もあるのです!
実際に、急性腎不全(きゅうせいじんふぜん)を呈した例が報告されています。
矛盾しているようで不思議ですよね!
「腎臓の機能が低下するとどうなるの?」と思いますよね!
腎臓の大きな役割は、いらなくなった老廃物やナトリウム、塩素、カリウムなどの体内で使われる成分のいらない分を尿として排泄することです。
急性腎不全が重症化すると、人工透析になることもあります。
症状としては、尿量が少なくなる、発疹、むくみ、体がだるい等が現れます!
その場合には直ちに中止し、適切な処置を行うこととされていますので注意を!
多くの方が飲んでいる薬でも危険な副作用があります!
副作用が出た時は、対処スピードが重要です!
知っているか知らないかで天と地の差、運命が分かれることもあります!
この記事を読んでくださった皆さんは知識が増えただけでなく、
自分自身を守る方法として活用してくださればうれしいです!
また普段の健康はまず食事から!
薬にばかり頼らず、
健康食品やサプリメントも組み合わせて健康寿命を延ばしましょうね!!
そして、少しでも薬を飲む量を減らしましょう!
健康食品やサプリメントは副作用のリスクは低いですから安心です!!
「副作用は常に隣り合わせ!」を忘れずに!!
薬を飲むか飲まないかはあなた次第・・・
【副作用と頻度】
『0.5%~5%未満』
低血圧
『0.5%未満』
そう痒、発疹、蕁麻疹、紅斑、めまい、不安感、頭痛、眠気、頭のぼんやり感、不眠、抑うつ状態、白血球減少、血小板減少、ヘモグロビン減少、貧血、ほてり、心悸亢進、ふらつき、上室性期外収縮、心房細動、上室性頻脈、起立性低血圧、徐脈、腹痛、下痢、嘔気、食欲不振、消化不良、胃炎、口渇、口内炎、鼓腸、嘔吐、AST(GOT)・ALT(GPT)・Al-P・LDH上昇等の肝機能異常、咳、喀痰増加、咽頭炎、血清クレアチニン上昇、血中尿酸値上昇、関節痛、背部痛、血清カリウム上昇、耳鳴、怠感、CRP陽性、CK(CPK)上昇、浮腫、脱力感、発熱、頻尿、結膜炎、目のチカチカ感、羞明、視覚異常、多汗、胸痛、尿路感染、膀胱炎、 敗血症、しびれ、味覚異常、高カリウム血症、腎機能障害、肝機能障害、黄疸
『0.1%未満』
血管浮腫、低血糖、間質性肺炎、、横紋筋融解症
『頻度不明』
好酸球上昇、下肢痙攣、下肢痛、筋肉痛、腱炎、上気道感染、インフルエ ンザ様症状、ショック、アナフィラキシー
参考
PMDA(H28.8.27現在)
添付文書(H28.8.27現在)