薬の危険な副作用 ~ひよこ薬剤師からの忠告~

薬局では教えてもらえない薬の副作用について紹介します

軟膏・クリーム・ローションの塗り方や塗る量(まとめ)【保湿剤・ステロイド・その他の塗り薬】

今回は塗り薬の塗り方についてまとめようと思います。

塗り薬と言えば、保湿剤のヒルドイド(ヘパリン類似物質)やステロイドの塗り薬が多いイメージですよね。

ただ、それらの塗り薬は適切な量を塗らなければ、効果が期待できません

 

 塗り薬の量の大切さ

そのために、少なすぎる量で使っていれば症状が悪化します。

医師は適切に使っているものと考えているので、受診時に悪化していれば、さらに強い薬が出ることになってしまいます。

逆に、多すぎる量を使っていれば、もちろん副作用が起こる可能性が大きくなります。

 

薬局で塗り薬をもらった時に、どのぐらいの量を使うか説明を受けることは意外と少ないのではないでしょうか?

1日何回使うかは、薬の袋や説明書に書いてはありますが、使う量は書いていないことが多いです。

 

そこで、今回は身体の部位ごとにどのくらいのが適切なのかまとめようと思います。

 

塗り薬の適切な量

ここで覚えていただきたい単位があります。

それは『FTU(フィンガー チップ ユニット)』という単位です。

この単位を使って説明していきます。

 

まず1FTUがどのくらいの量なのかご説明します。

1FTU=約0.5g

です。

 

では、それぞれどのくらいが1FTUに当てはまるの?

物にもよりますが、目安として、

 

チューブ型の軟膏やクリームの場合

成人の人差し指の先から第一関節の長さまで出した量を1FTU(約0.5g)

 

ツボ型の軟膏やクリームの場合

成人の人差し指の先から第一関節の半分の長さまですくった量を1FTU(約0.5g)

 

ローションタイプの場合

1円玉大の大きさが1FTU(約0.5g)

 

となっています。

この1FTUで、成人の手のひら2枚分の面積に塗ることができます。

では、単位を覚えたところで、小児と成人の使う量の目安をまとめていきます。

下記には、成人3~6か月1~2歳3~5歳6~10歳の1回量をまとめています。

一般的な保湿剤やステロイドの塗り薬があてはまります。

 

成人

顔・首  :2.5FTU(1.25g)

胸からお腹:7FTU(3.5g)

背中   :7FTU(3.5g)

片腕   :3FTU(1.5g)

片手   :1FTU(0.5g)

片脚   :6FTU(3g)

片足   :2FTU(1g)

 

小児

3~6か月

顔・首  :1FTU(0.5g)

胸からお腹:1FTU(0.5g)

背中   :1.5FTU(0.75g)

片腕+片手:1FTU(0.5g)

片脚+片足:1.5FTU(0.75g)

 

1~2歳

顔・首  :1.5FTU(0.75g)

胸からお腹:2FTU(1g)

背中   :3FTU(1.5g)

片腕+片手:1.5FTU(0.75g)

片脚+片足:2FTU(1g)

 

3~5歳

顔・首  :1.5FTU(0.75g)

胸からお腹:3FTU(1.5g)

背中   :3.5FTU(1.75g)

片腕+片手:2FTU(1g)

片脚+片足:3FTU(1.5g)

 

6~10歳

顔・首  :2FTU(1g)

胸からお腹:3.5FTU(1.75g)

背中   :5FTU(2.5g)

片腕+片手:2.5FTU(1.25g)

片脚+片足:4.5FTU(2.25g)

 

 

これはあくまでも目安です。

医師から別で指示があった場合は、そちらを守りましょう。

 

 以上ひよこ薬剤師でした!

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