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薬の危険な副作用 ~ひよこ薬剤師からの忠告~

薬局では教えてもらえない薬の副作用について紹介します

ナウゼリン(ドンペリドン)の危険な副作用【吐き気止め】

胃腸炎などの吐き気や嘔吐によく使われている優秀な薬の1つが

ナウゼリン(ドンペリドン)

 胃腸炎ってほんと辛いですよね・・・
なかでも吐き気、嘔吐は最悪です。 

1秒でも早く気持ち悪いのを抑えたいですよね!
ナウゼリンには錠剤坐剤細粒ドライシロップがあります。 

ナウゼリン(ドンペリドン)の剤形による違い

ここで、豆知識です!!(分かりやすいように、以降は錠剤と坐剤の比較です)
錠剤には5mg10mgがあって、坐剤には10mg30mg60mgがあります。 

このmg数は薬の成分の量です。
実際に使うとき、

錠剤
成人:1回10mgを1日3回
小児:1回1~2mg/kgを1日3回(ただし、1日量として30mgを超えないこと) 

坐剤
成人:1回60mgを1日2回
小児:3歳未満は1回10mgを1日2~3回

   3歳以上は1回30mgを1日2~3回
となっています。 

先ほども言った通り、mgは薬の量です。
「あれ?坐剤の方が量多くない?」「坐剤だと1日30mg超えてるじゃん」
と思いませんか?(特に赤文字の部分) 
そう感じていただけたら説明のやりがいがあります笑 

結論から言いますと、錠剤と坐剤の効き方が若干異なる部分があるのです!!
では、錠剤と坐剤で何が違うのか。 
一般的な薬では、錠剤よりも坐剤の方が、効きが早くて、吸収されやすいとされています。 

ところが!ナウゼリンは違うのです!
薬剤師の中でも理由を知らなかったり、勘違いしている人も多々います。 
実は、ナウゼリンの錠剤には別の作用で、吐き気を和らげる効果が期待できるのです!
錠剤も坐剤も吸収されて、血液の中に入ってから効果が出る部分は同じです。 

しかし、錠剤にはもう1つ効果を示す部分があります。
それは胃の内壁です!! 
少し難しい話しになりますが、胃の内壁にはナウゼリンがくっつく受容体(簡単に言うと、ナウゼリンが鍵だとすれば、受容体が鍵穴)があるのです。 

つまり、その胃の局所、その場所ですぐに効果を期待できます。 

色々と詳細を省きましたが、
これが、坐剤よりも早く効果が出る理由です。
そのため、坐剤よりも少ない量でも同じくらいの効果が出るようになっていると考えていただけたら分かりやすいかなと思います。

※他にも、試験の仕方の違いや、海外でのデータをそのまま使用したためなどの違いもあります。
※今回は錠剤と坐剤で比較しましたが、細粒もドライシロップも錠剤と同じと考えて差し支えありません。 

 皆さんが行きつけの薬局で、薬剤師に聞いてみてください。
「ナウゼリンって錠剤と坐剤で量が違うのはなんで?」と。
それが答えられるかどうかで、その薬剤師の知識量や信頼がはかれます!
普段から勉強していれば、サッと答えが出てくるでしょう笑
まあ、あまり薬剤師をいじめないでやってください笑 

おまけ

この薬は妊婦さんには使えません!!
家に余っていたからといって、飲まないようにしましょう! 

副作用まとめ
だからこそ、危険な副作用を知ってもらいたい!いや、知っておくべきです!!
【※副作用は必ず起きるものではございません】
【※自分の判断で服用を中止せず、必ず医師とご相談ください】 

さて、本題に入ります!
優秀な薬ではありますが、この薬にも危険な副作用があるのです!
薬を飲んでいる方は必見です!! 

この副作用が怖い!!
重大な副作用はもっと多くありますが、その中でも危険な副作用を取り上げます!
副作用のレベルとしてはMAXと言ったところでしょうか!
もっと詳しく知りたい方のために、頻度別に分けた副作用を最後にまとめておきますね!

危険な副作用

1.錐体外路症状(すいたいがいろしょうじょう) 0.03%

名前からでは一体何の症状が出るか想像つきませんよね!
錐体外路(すいたいがいろ)とは簡単に言うと一部の神経です! 

人は神経を通して、信号を送ることで体を動かすことができています。
その神経に障害が起きている状態です! 

特に小児では過量に使っているときに起きやすいと言われています。
症状としては、

振戦:ふるえ

筋硬直:筋肉が固まってしまって、うまく体を動かせない

後屈頸:頭が後ろに引っ張られているように、上を見上げている状態

上肢の伸展:腕が伸びっぱなしの状態
等があらわれることがあります!
パーキンソン症状と似たような症状がでます!

高齢者の場合、副作用によるものかの判断が難しい場合もあるので、少しでも気になる場合はご相談を! 

2.意識障害、痙攣(いしきしょうがい、けいれん) 頻度不明

意識障害はそのままの通り、意識がなかったり、混濁したり、呼びかけに応え無くなったり、ぼーっとしたり、心ここにあらずという感じが分かりやすのではないでしょうか。
けいれんも身体がピクピクしていたり、ひきつけのような感じです。

3.ショック、アナフィラキシー 頻度不明

これは2016年7月に追記されました!!
よくハチに刺されたときやアレルギーの食べ物を食べて、呼吸困難になったりしたと聞いたことがある人が多いのではないでしょうか?
それもアナフィラキシーです! 

薬の場合、体に合わないものを使用することで起こります。
実際、どの薬でもアナフィラキシーは起こる可能性がゼロではありません!
どの薬が体に合わないかは、実際に使ってみないと分からないというのが現状です! 

症状としては、呼吸困難、血圧の低下、意識の消失、胸が痛くなる、体が赤くなるなどの症状が現れます!
症状がひどいと、自分では何もできない状態になるのが怖いところです。

  

多くの方が使っている薬でも危険な副作用があります!
副作用が出た時は、対処スピードが重要です!
知っているか知らないかで天と地の差、運命が分かれることもあります! 

この記事を読んでくださった皆さんは知識が増えただけでなく、自分自信を守る方法も増えましたね! 

普段の健康はまず食事から!
薬にばかり頼らず、
健康食品やサプリメントも組み合わせて健康寿命を延ばしましょうね!!
そして、少しでも薬を飲む量を減らしましょう!
健康食品やサプリメントは副作用のリスクは低いですから安心です!! 

「副作用は常に隣り合わせ!」を忘れずに!!
薬を使うか使わないかはあなた次第・・・ 

【副作用と頻度】

www.hiyokotenshoku.com

【副作用と頻度】
(一部重複あり:錠剤、坐剤などで異なるため)
『0.1%~5%未満』
肝機能障害〔AST(GOT),ALT(GPT), γ-GTP,ビリルビン,Al-P,LDH上昇等〕、下痢、腹痛、肛門部不快感、悪心、 

『0.1%未満』
腹部不快感、しぶり腹、 腹鳴、心悸亢進、発疹、肝機能異常〔AST(GOT),ALT(GPT), γ-GTP,ビリルビン, Al-P, LDH上昇等〕、性化乳房、プロラクチン上昇、乳汁分泌、 乳房膨満感、月経異常、便秘、腹痛、腹部圧迫感、口渇、胸やけ、悪心、嘔吐、腹部膨満感、蕁麻疹、瘙痒、口内のあれ、発汗、眠気、動揺感、めまい・ふらつき、

 『頻度不明』
ショック、アナフィラキシー、意識障害、痙攣、女性化乳房、プロラクチン上昇、乳汁分泌、 乳房膨満感、月経異常、便秘、腹部圧迫感、口渇、胸やけ、嘔吐、腹部膨満感、腸痙攣、QT延長、蕁麻疹、瘙痒、発汗、眠気、動揺感、めまい・ふらつき、口内のあれ、腹部不快感、 腹鳴

参考
PMDA(H29.4.5現在)
添付文書(H29.4.5現在)

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