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薬の危険な副作用 ~ひよこ薬剤師からの忠告~

薬局では教えてもらえない薬の副作用について紹介します

中耳炎の種類・治療・検査 耳の病気について【子どもと薬】

子どもと薬シリーズです!

今回は耳の病気、中耳炎について説明します。

 

中耳炎は子どもになりやすい病気です。

大人はなりにくいです。

理由としては、鼻と耳が繋がっているのはご存知ですか?

その繋がっている管に子どもと大人の違いがあるのです!

 

また、中耳炎は風邪にかかって、治りかけ~治った後に発症することが多いですね。

それでは、まずは耳の構造について知っておきましょう!

 

 

耳の構造(簡易版)

外耳道(がいじどう)

これは耳の穴から鼓膜までの部分です。

普段、耳かきするところです。

鼓膜(こまく)

音によって振動する部分です。

よく、鼓膜が破れるなどの言葉を聞いたことがあると思います。

耳管(じかん)

これが鼻とつながっている管です!

この耳管が子どもの場合短く、太くて、水平になっているため鼻から細菌などが移動しやすくなっています。

大人の長く、細く、上向きになっているため、ほとんど中耳炎にはなりません。

蝸牛(かぎゅう)

カタツムリのような形をしているものです。

ここで音を受け取って、神経に音を伝えています。

前庭(ぜんてい)・半規管(はんきかん)

体のバランスをとっている部分です。

重力や速度を感じ取る役割があります。

乗り物酔いもここが関係していることもあります。

聴神経(ちょうしんけい)

音の信号を脳へ伝える役割です。

 

病気の種類

では、耳の病気の種類を簡単に紹介します。

6種類のうち、5つが中耳炎の仲間です。

外耳炎(がいじえん)

外耳道に炎症が起きて、赤くなったりします。

痛みは強く、耳をいじるとさらに痛くなります。

基本的には鼓膜(こまく)は正常です

→治療は飲み薬や点耳薬を使います。

 

急性中耳炎

中耳に膿がたまり、炎症を起こして痛みや不快感があります。

痛みだけでなく、熱が出ることもあります。

鼓膜が破れれば、膿が出てきます。

→治療は抗生物質や点耳薬です。

症状の状態によっては鼓膜を切開して膿を取り除きます。

 

慢性中耳炎

鼓膜(こまく)に穴が開いて、中耳にたまっていた膿が出てくる状態です。

急性中耳炎を繰り返すことで、症状が長引いたものです。

→治療は飲み薬や点耳薬ですが、比較的長い治療になることが多いです。

症状によっては、入院する場合もでてきます。

鼓膜が破れている状態なので、普通よりも聞こえづらくなります。

 

滲出性中耳炎(しんしゅつせい)

鼓膜の内側に浸出液という液体がたまっている状態です。

液体と言っても、プールやシャワーなどの水は関係ありません。

痛みがないことも多いので、気づきにくいです。

場合によっては聞こえづらくなります。

→治療は飲み薬が一般的です。

治療期間が長めになることが多いです。

 

癒着性中耳炎(ゆちゃくせい)

鼓膜の一部がへこんで、内側にくっついている状態です。

特に、滲出性中耳炎を繰り返す子どもに多いと言われます。

→治療は、症状が軽い場合は、鼻から空気を送ることでへこみが治まることがあります。

完全にくっついてしまっている場合は手術が必要なこともあります。

 

真珠腫性中耳炎(しんじゅしゅせい)

鼓膜の一部が奥の方までへこんで、そこに塊ができる状態です。

中耳炎の中では重症の部類に入ります。

耳の中の骨を壊すこともあります。

合併症を起こすことがあり、顔面麻痺(まひ)などがあります。

→基本的に手術で取り除くことが一般的です。

 

点耳薬は耳に薬を入れたあと、しばらく横向きになっていないといけません。

子どもにとってはかなりつらい時間でしょう。

お母さんにとっても、なかなかその場から離れられないこともあり大変だと思います。

しかし、症状を悪化させないためにもしっかりと薬を使いましょう。

テレビの前などで、リラックスできる状態で使うのをオススメします。

 

最後に、日常生活での注意点についてです。

・手洗い、うがいをこまめにして、風邪を引かないようにする

・耳を気にするようなしぐさがみられたらすぐに耳鼻科でみてもらう

鼻をかむ時は、強くかまないで、片方ずつ優しくかむ

 

今回は耳の病気について簡単にご紹介しました。

耳かきは気持ちいいですが、毎日やると傷が付いたりしますので、気を付けてください。

以上、ひよこ薬剤師でした!

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