薬の危険な副作用 ~ひよこ薬剤師からの忠告~

薬局では教えてもらえない薬の副作用について紹介します

イグザレルト(リバーロキサバン)の危険な副作用【血液サラサラ】

血液をサラサラにする薬としてよく使われている優秀な薬の1つが

「イグザレルト(リバーロキサバン)」

H29.04.10にこの薬を売っている会社の社員が、患者調査の際に不適切な方法で患者さんのカルテを閲覧していたことが明らかになり問題になりました。
個人情報保護の面などで問題になっているようです。 

今までは、ワーファリンが使われることが多かったのですが、最近では症状に合わせてこの薬を使うことも増えてきました。
イグザレルトは1錠あたりの値段がかなり高いです。

イグザレルトは高い!

1錠で383円(10㎎錠)545円(15㎎錠)もします!(錠剤のmg数で値段が異なります。H29年現在)

毎日服用するとして、30日で少なくても11,490円(10割計算)もかかるので、経済的にはかなりきついですよね。 

ただ、何でもかんでもワーファリンを飲んでる人に使えるとは言えません
今のところ、保険適用の症状としては、
・非弁膜症性心房細動患者における虚血性脳卒中及び全身性塞栓症の発症抑制
・深部静脈血栓症及び肺血栓塞栓症の治療及び再発抑制
に対して使用ができます。

まあ言っていることは難しいので、そうなんだーくらいに思っておいてください笑 

納豆・青汁もOK

この薬は青汁や納豆などビタミンKが豊富な食材を摂っても大丈夫です!
ワーファリンという薬では色々と食事に制限が出てくるのですが、イグザレルトでは特に問題がないのはうれしいところです。
やはり、生きる上での食事はかなりの大切であり、幸せであると思います。 

作用の仕方

医療者向けへの説明ですが、
どのように血液をサラサラにするのかと言えば、
選択的かつ直接的第Ⅹa因子阻害剤です。

内因系及び外因系血液凝固カスケード中の第Ⅹa因子を本剤が阻害することで、トロンビン産生及び血栓形成が抑制されます。
イグザレルトはトロンビンを阻害せず、また血小板に対する直接作用はありません。 

副作用まとめ
多くの人が使うからこそ、危険な副作用を知ってもらいたい!いや、知っておくべきです!!
【※副作用は必ず起きるものではございません】
【※自分の判断で服用を中止せず、必ず医師とご相談ください】 

さて、本題に入ります!
優秀な薬ではありますが、この薬にも危険な副作用があるのです!
薬を使っている方は必見です!! 

この副作用が怖い!!
重大な副作用はもっと多くありますが、その中でも危険な副作用を取り上げます!
副作用のレベルとしてはMAXと言ったところでしょうか!
もっと詳しく知りたい方のために、頻度別に分けた副作用を最後にまとめておきますね!

 危険な副作用

1.出血 

この薬事態が、血液をサラサラにするので、出血が起きやすくなるのは当然ではあります。
ただ、出血が起こった場合に素早く対処しなければならないものもあります。
では、どのような出血が重症なのか見ていきましょう。

・頭蓋内出血(ずがいないしゅっけつ)【0.09%】

・脳出血【0.08%】

・出血性卒中(しゅっけつせいそっちゅう)【0.07%】

・眼出血【0.25%】

・網膜出血(もうまくしゅっけつ)【0.08%】

 ・直腸出血【1.31%】

・胃腸出血【0.78%】

・メレナ【0.54%】

・上部消化管出血【0.38%】

・下部消化管出血【0.23%】

・出血性胃潰瘍(しゅっけつせいいかいよう)【0.14%】

・関節内出血【0.17%】

・コンパートメント症候群を伴う筋肉内出血【0.01%】

等の重い出血があらわれることがあります。 

このような出血により、ショック、腎機能低下、呼吸困難、むくみ、頭痛、めまい、脱力感が合併症としてあらわれることがあります。
さらに、一部のではありますが、貧血の結果として胸の痛みや狭心症のような心虚血症状があらわれることもあるので注意が必要です。
ただ、なかなか目に見えない部分での出血は気づきにくいものです。

何か少しでも違和感があれば、医師に伝えておきましょう! 

2.間質性肺疾患(かんしつせいはいしっかん) 頻度不明

この副作用の名前を聞いただけでは、全然想像もできない人も多いですよね!
まずは、分かりやすくどのような症状が出るか説明しましょう。

症状としては、せき、血痰(けったん)、息切れ、呼吸困難、発熱、肺音の異常等が現れます。
このような症状が現れたら、速やかに胸部X線、胸部CT、血清マーカー等の検査を実施することとされています。 

間質性肺疾患の中には、間質性肺炎も入っています。
間質性肺炎についても説明しておきます。

まず、肺は直径が約0.1~0.2mmくらいの肺胞(はいほう)と呼ばれる小さな袋が集まって出来ています!
例えるとブドウの房みたいな感じですね!
間質性肺炎(かんしつせいはいえん)は、この肺胞(ブドウの実)の壁や周辺に炎症が起こり硬くなるイメージです!
そうすると、うまく酸素が取り込めず、血液中の酸素が減ってしまい息が苦しくなります

さらに怖いのが、進行すると肺線維症(はいせんいしょう)と言って肺がカッチカチに硬くなってしまうことも…
症状がひどいと、酸素ボンベを常に付けながらの生活をすることもあります
ボンベも数キロの重さはありますし、息をするのも苦しいし・・・
最悪の場合、人工呼吸器に繋がれることも…

症状としては、階段を登ったり、少し無理をしたりすると息切れがする・息苦しく

なる乾いたせきが出る発熱等が現れます! 

3.血小板減少(けっしょうばんげんしょう) 頻度不明 

「血小板ってなに?」と思いますよね!
血小板は血液の中の成分で血を固めるのに重要な役割をしています!
けがをした時に血が止まるのはこの子のおかげです!

血小板の量が少なくなると、
ちょっとした打ち身などで青あざが出来たり歯磨きの時に出血したり生理出血が止まりにくくなって出血量が増えたりすることがあります

このような症状がなくても、突然口の中から出血鼻血血尿黒色便便鮮血などがあります。
最悪の場合、脳内出血など重い症状が起きることも…怖いですよね。
この薬は、血小板には直接作用しないので、副作用として記載されています。
その場合には直ちに中止し、適切な処置を行うこととされていますので注意を! 

 

多くの方が使っている薬でも危険な副作用があります!
副作用が出た時は、対処スピードが重要です!
知っているか知らないかで天と地の差、運命が分かれることもあります!
この記事を読んでくださった皆さんは知識が増えただけでなく、自分自信を守る方法も増えましたね! 

普段の健康はまず食事から!
薬にばかり頼らず、
健康食品やサプリメントも組み合わせて健康寿命を延ばしましょうね!!
そして、少しでも薬を飲む量を減らしましょう!
健康食品やサプリメントは副作用のリスクは低いですから安心です!!

「副作用は常に隣り合わせ!」を忘れずに!!
薬を使うか使わないかはあなた次第・・・ 

【副作用と頻度】

『1~10%未満』
結膜出血、歯肉出血、血腫、鼻出血、喀血、貧血、血尿、斑状出血、挫傷 

『0.1%~1%未満』
肝機能障害、頭痛、浮動性めまい、不眠、耳出血、肛門出血、下痢、悪心、口腔内出血、血 便、腹痛、便潜血、上腹部痛、消化不良、便秘、嘔吐、吐血、口内乾燥、胃食道逆流性疾患、胃炎、呼吸困難、INR増加、ヘモグロビン減少、鉄欠乏性貧血、ALT(GPT)上昇、AST (GOT)上昇、血中ビリルビン上昇、Al-P上昇、尿中血陽性、性器出血、月経過多、四肢痛、関節痛、皮下出血、皮下血腫、脱毛、皮膚裂傷、発疹、瘙痒、アレルギー性皮膚炎、創傷出血、処置後出血、無力症、末梢性浮腫、食欲減退、疲労、硬膜下血腫 

『0.1%未満』
失神、痔核、アミラーゼ上昇、リパーゼ上昇、頻脈、低血圧、血小板増加症(血小板数増加等)、γ-GTP上昇、直接ビリルビン上昇、尿路出血、腎クレアチニン・クリアランス減少、血中クレアチニン上昇、腎機能障害、BUN上昇、筋肉内出血、擦過傷、蕁麻疹(全身性瘙痒症等)、アレルギー反応、血管浮腫、限局性浮腫、倦怠感、創部分泌、発熱 

『頻度不明』
黄疸、間質性肺疾患、血小板減少、血管偽動脈瘤形成、LDH上昇

参考
PMDA(H29.4.15現在)
添付文書(H29.4.15現在)

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